(現代の物質観)
``物質は何から出来ているか?''
[物質の構成要素]
``統計性'' フェルミ粒子 (スピン 1/2) それぞれ反粒子が存在
[力をつかさどる粒子] 自然界の四つの力
いずれも、スピン 1 のゲージ粒子 元来は質量= 0
``量子場の理論''
``物理法則の階層性'' 各階層には独自の物理法則がある。
(例) ベルヌーイの方程式 ニュートンの運動方程式、 気象現象等
(運動学と動力学)
運動学 (kinematics) : 運動の記述、座標系、 、各種保存則等
運動学 (dynamics) : 力の作用で物体の運動がどの様に変化するか?
(例) ニュートンの運動法則
質点 : ``質量'' だけを持ち、大きさや形状を持たない(無視する) 点
(注意) 無視が可能かどうかは状況による。例えば、太陽のまわりをまわる 惑星は質点と考えてよいが、惑星の自転を考える時は大きさや形状が 重要。
ニュートン力学における状態の記述は、''平坦な'' (時間・空間に ついて一様な) 空間で考える。また時間は、絶対時間 (全ての座標系に 共通) である。空間内の質点の位置と速度を測定するためには、 座標系が必要である。
(物理に必要な数学)
微分・積分 : ニュートン、ライプニッツ 速度、加速度の定義
線型代数 : ベクトル、行列
ベクトル解析 (以後の学習に絶対必要)
固有値問題 (量子力学の基礎)
(教科書、参考書)
植松恒夫 : 「力学」 (学術図書)
(標準的教科書) 解析力学 量子力学へ繋がるもの
ゴールドシュタイン : 「古典力学」 野間・瀬川訳 (吉岡・物理学叢書)
ランダウ・リフシッツ : 「力学」 広重・水戸訳 (東京図書)
のどちらか。
(もう少し、初等的なもの)
ファインマン・レイトン・サンズ : 「ファインマン物理学」 I -力学 (岩波)
ハリデー・レズニク・ウォーカー : 「物理学の基礎」[1] 力学 (培風館)
バーガー・オルソン : 「力学」 -新しい視点にたって- 戸田・田上訳 (培風館)
戸田盛和 : 「力学」 (岩波物理入門コース 1 )
市村宗武 : 「力学」 (朝倉現代物理学講座 1 )
(シラバス)
振動、剛体は別の講義。非慣性系は一部。