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QMPACK はバリオン8重項間のバリオン間相互作用である FSS や fss2 の二体散乱問題 (fssG.f)、及びそれらを使った triton (triton.f) や hypertriton (hypt.f) の Faddeev 計算を行う program package です。ここに収められているいくつかの Fotran program を使うことで、これらの相互作用模型の与える位相差、散乱断面積、スピン偏極量を計算すると同時に、通常の原子核やハイパー核の構造、反応計算にこれらの相互作用を用いることが出来るようになります。しかしながら、共鳴群模型を用いたクォーク模型バリオン間相互作用は、通常の中間子交換ポテンシャル (OBEP) とは比較にならない複雑さと多様性を備えています。それらは、1)相互作用の非局所性、2)エネルギー依存性、3) クォークレベルでのパウリ禁止状態の存在、の三つです。従って、ここで与えられているクォーク模型バリオン間相互作用を正しく扱うためには、これらの条件をすべてクリヤーする必要があります。詳細は、我々のグループが過去論文発表してきた中に全て書かれてありますが、読むのも大変ですから essential なことはそのつど説明していくつもりです。説明がわかりにくいところも多くあると思いますが、ご指摘していただければ、そのつど改善して行くつもりです

将来は、よく知られている CNS の SAID homepage や Nijmegen group の NN-Online の様な使いやすいホームページ作りを目指す予定です。皆様のご協力を、どうかよろしくお願いいたします。

謝辞:クォーク模型バリオン間相互作用の研究とそのハイパー核への応用は、これまでの以下の文部科学省及び日本学術振興会の科研費補助金によってなされています。

平成 4 - 6 年度、一般研究 C: 「クォーク模型によるハイペロン-核子 相互作用の研究」(課題研究番号 04640296)

平成 7 - 9 年度、一般研究 C - 基盤研究 C: 「クォーク模型によるハイペロン-核子相互作用の記述とその実験的検証」(課題研究番号 07640397)

平成 8 - 9 年度、重点領域 (2) (公募研究): 「クォーク模型による S=-2 のバリオン間相互作用の研究」(課題研究番号 08239203, 09225201)

平成 12 - 14 年度、基盤研究 C: 「クォーク模型による現実的ハイペロン-核子相互作用を用いたハイパー核の研究」(課題研究番号 12640265)

平成 15 - 17 年度、一般研究 C - 基盤研究 C: 「現実的クォーク模型バリオン間相互作用による軽いハイパー核の研究」(課題研究番号 15540270)

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Last-modified: 2022-12-06 (火) 22:35:23