readme - QMPACK

最新のプログラムパッケジは QMPACK version 1.01 です。

Linux machine で作業して下さい。 日本語文字コードは EUC です。

Windows machine で動くかどうかはチェックしていません。

以下に、このパッケジを使うための手順を説明します。

1. LAPACK および BLAS subroutine package

  の使える machine で作業して下さい。これらは最近の linux では
  普通 default で入っていますが、存在しない場合は以下の homepage から
  download してください。(無料)

lapack homepage

  intel の MKL (math kernel library) (有料) が使えれば、申し分ありません。

2. ARPACK subroutine package

  を以下の homepage から download してください。(無料)
  patch.tar.gz も忘れずに。これらは、fssG.f だけを使う分には必要
  ありませんが、その場合は Fotran Compiler の指定等は御自分でなさって
  下さい。

http://www.caam.rice.edu/software/ARPACK/

  SAMPLE にあるいくつかの driver で、 ARPACK subroutine が正常に
  install されているか、チェックしてください。
  特に、ARmake.inc の設定で、ARPACK, LAPACK, BLAS の library が
  例えば以下の様に、使える様になっていることが必要です。
  ARPACKLIB  = $(home)/arpack.a
  LAPACKLIB =  /home/user02/fujiwara/kudmsp/LAPACK/lapack_LINUX.a
  BLASLIB = /home/user02/fujiwara/kudmsp/LAPACK/blas_LINUX.a
  ALIBS =  $(ARPACKLIB) $(LAPACKLIB) $(BLASLIB) 

3. QMPACK

  が LAPACK, ARPACK の directory と並行して置かれている事を
  確かめて下さい。そうでない場合は、makefile 中の
  include ../ARPACK/ARmake.inc
  を書き換えて下さい。

4. make clean および make test

  で、チャンネル情報の output と common 文 /COMJUN/ 内の配列
  との対応関係を理解して下さい。結果は、/COMBRN/ 内の配列に出ます。
  プログラム main.f は、QMPACK を使う上で、最小限理解しておかなけ
  ればならない、対応関係を説明しています。面倒がらずにお読み下さい。
  説明が不親切かも知れませんが、御注意頂ければおいおいに改善してい
  きます。
  IYTMX=2
  IYTMN=-2
  とすると、B8B8 の全てのチャンネルが出ます。
  また、Sigma+ p (or Sigma N (I=3/2) ) 等を出すには、trans.h の
  IQTMN(2)=1 と IQTMXA(2) を 
  C   IQTMNA(2)=1
  C   IQTMXA(2)=1 ! only Lambda p (make valid for HYPTRN use)
  とコメント行にしてください。(hypt.f のためには、戻すのを忘れない
  ようにしてください。)

5. make clean あるいは make fssG

  で、fss2 と FSS の phase shift と cross section が出せます。
  モデルの選択は、プログラムの始めのところで
  MODEL=1 (FSS) or MODEL=2 (fss2) 
  とすることによって選択できます。cross section を出す場合は、
  ICRSON=1 で出ますが、この場合は下の部分波の最大値 JTMAX を 8 
  にしてください。 brnsub.f 内の subroutine CRSPLT の中にある
  CALL SUBOBS(NE,IPRINT) を活かすと、藤田君の作ってくれた
  subroutine によって、全てのスピン偏極量が計算できます。
  (output が多量なので注意してください。)
  また、ICRSON=0 として JTMAX=4 とすると、核力の場合 phase shift の
  実験値 (Arndt SP99) が下に出ますから、一致が確認できます。
  二体バリオン系の選択は、total hypercharge Y (2 から -2) の
  最大値と最小値を 
  IYTMX=2
  IYTMN=-2
  等と指定することによってコントロール出来ます。

6. 他の sample program

  も同様に走ることを確かめてください。つまり
  make clean
  make program
  です。ここに、program は、fssG, triton, hypt 等です。
  triton は triton の Faddeev 計算、hypt は hypertriton の
  Faddeev 計算です。momentum mesh point の選択は triton.h や
  hypt.h で行います。必要に応じて n_1-n_2-n_3=5-5-5 か 10-10-5
  を選択してください。10-10-5 の時は論文に発表されている値が出る
  ように、初期設定されています。模型の選択は、上とおなじ
  MODEL=1 (FSS) or MODEL=2 (fss2) です。プログラム内で変更して
  下さい。

以上、途中でつまづいたら、連絡してください。出来るかぎりの協力は させて頂きます。

藤原義和

電話: 075-753-3875

e-mail: fujiwara@ruby.scphys.kyoto-u.ac.jp

revised on 5 August, 2004, for version 1.01


トップ   編集 凍結解除 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2022-12-06 (火) 22:35:23